CopilotでExcelの作業がぐっと楽に

今回、プロトレがご紹介するのは、Microsoft 365 Copilotを使ってExcelの作業をどうスムーズに進められるかをご紹介します。

Excel作業がこんなに簡単に！

データの自動分析

具体例①　売上トレンドの分析

指示例：「過去1年間の売上データから、月ごとのトレンドを教えて」

 Copilotが行うこと

• 過去の売上データを集計し、月別の傾向をグラフ化。
• 季節ごとの売上ピークを自動でレポートにまとめる。

具体例②　カテゴリ別のパフォーマンス分析

指示例：「商品カテゴリごとの利益率を分析して、上位3つを教えて」

 Copilotが行うこと

• データからカテゴリごとの収益とコストを計算。
• 利益率の高いカテゴリを特定し、ランキング形式で提示。

具体例③　異常値の検出

指示例：「売上データから異常値を見つけて理由を説明して」

 Copilotが行うこと

• 売上データの中で、平均から大きく外れた値を特定。
• 例えば、ある月だけ売上が極端に低い場合、その背景を分析（欠品や季節要因など）。

複雑な関数の簡単な作成

具体例①　売上の合計を計算する

指示例：「この列の売上データを合計して」

 Copilotが行うこと

• SUM関数を自動で作成し、売上合計を計算。
• セル範囲も適切に選択。 完成する関数：=SUM(A2:A100)

具体例②　条件付きで値を計算する

指示例：「売上が50万円以上なら『達成』、それ以下なら『未達成』と表示して」

 Copilotが行うこと

• IF関数を自動生成して条件分岐を設定。
   完成する関数：=IF(B2>=500000, “達成”, “未達成”)

具体例③　異常値の検出

指示例：「2023年のデータで、営業チームAの売上合計を計算して」

 Copilotが行うこと

• SUMIFS関数を作成し、複数条件での集計を自動化。
   完成する関数：=SUMIFS(C2:C100, A2:A100, “営業チームA”, B2:B100, “2023”)

データ整理の効率化

具体例①　並べ替えの効率化

指示例：「売上データを降順に並べ替えて」

 結果

• 売上金額が高い順に並べ替えられ、一番売れている商品が一目瞭然です。

具体例②　フィルターで必要な情報だけを表示

指示例：「来週が期限のデータだけを表示して」

 結果

• 指定した期間内のデータだけが表示され、他のデータに邪魔されることなく確認が可能になります。

具体例③　条件付き書式で重要なデータを目立たせる

指示例：「売上トップ10の商品を太字で表示して」

 結果

• 売上が上位10位に入る商品が自動的に太字で表示され、目立つようにフォーマットされます。

ピボットテーブルの自動作成

具体例①　部署ごとの売上合計を集計する

指示例：「部署ごとの売上を合計して表示して」

 Copilotが行うこと

• 部署ごとに売上を集計するピボットテーブルを作成。

具体例②　月別の売上推移を分析する

指示例：「月ごとに売上の推移をまとめて」

 Copilotが行うこと

• データ内の日付を月ごとにグループ化して集計。

具体例③　地域別の売上構成比を計算する

指示例：「地域別の売上構成比を出して」

 Copilotが行うこと

• 地域ごとの売上を集計し、全体に対する構成比（%）を計算。

グラフの作成と提案

具体例①　地域別の売上比率を円グラフで表示

指示例：「地域ごとの売上比率を円グラフで見せて」

 Copilotが行うこと

• データから地域ごとの売上を集計し、全体に対する比率を計算。
• 集計結果を基に、分かりやすい円グラフを自動作成。

具体例②　売上の推移を折れ線グラフで比較

指示例：「月ごとの売上推移を折れ線グラフで作って」

 Copilotが行うこと

• データを日付ごとに整理し、月ごとの売上を集計。
• 時系列データを基に折れ線グラフを自動生成。

具体例③　商品カテゴリごとの売上を棒グラフで表示

指示例：「商品カテゴリ別の売上を棒グラフで表してください」

 Copilotが行うこと

• 商品カテゴリごとの売上を集計。
• カテゴリごとに並べた棒グラフを自動作成。

大量データのクリーニング

具体例①　重複データの削除

指示例：「このリストから重複データを削除して」

 結果

• 顧客名や商品コードなどの重複データを一瞬で取り除き、必要なデータだけを残せます。手動で確認する必要がなくなり、時間を大幅に節約できます。

具体例②　フォーマットの統一

指示例：「日付フォーマットをYYYY/MM/DD形式に揃えて」

 結果

• 異なる形式で入力された日付や電話番号などを、簡単に統一。データが整うことで、分析作業がスムーズに進みます。

具体例③　空欄の一括修正

指示例：「空欄を”データ未入力”で埋めて」

 結果

• 空欄が一目で分かりやすくなり、集計や分析時に誤りを防げます。追加データの入力もスムーズになります。

まとめ